野菜ソムリエメンバーズメルマガ vol.6|2020.06

野菜ソムリエコミュニティTopicsfile-06

「農をとりまく情報交流の広場」併設イベントにて
野菜ソムリエブース出店

情報提供:小川 みゆき(野菜ソムリエプロ)

2020年1月25日(土)、中国四国農政局様主催で第8回「農をとりまく情報交流の広場」が開催されました。このイベントの目的は、広島の風土や農業の課題をしっかり見つめ、かつ特色のある農業に意欲的に取り組む方々の情報を広く発信し、広島県の農業の発展に寄与すること。県内で農業をされているパネリストと参加者が、これからの広島の農業を考え、一般の方々の前で意見交換する場でもあります。

併設イベントでは、毎回、県内の生産者さんが出店して野菜販売をされていますが、今回は「空いたスペースがあるので、そこで何かしていただけないか」と中国四国農政局様からのご依頼があり、コミュティ広島のメンバーで野菜ソムリエブースを出すことになりました。なお、中国四国農政局様とは、昨年の野菜ソムリエアワードで、野菜ソムリエプロ大西真由美さんが審査員特別賞受賞を報告に伺ったのがきっかけでご縁がつながりました。(野菜ソムリエプロの實井正樹さんが手配してくれました)

野菜ソムリエブースは、下記の3つをコミュニティ広島のメンバー7名で運営しました。

①キッズ野菜ソムリエになろう

講座のメイン「トマトセミナー」を通して、子どもたちに野菜のいいところの発見方法と、それを自分の言葉で周りの人たちに伝えることを体験してもらいました。クイズや名刺交換タイムなどもあり、子どもたちは、積極的に楽しんで参加してくれました。その後、「農をとりまく情報交流の広場」のシンポジウム会場で大勢の参加者を前に、キッズ野菜ソムリエとして、自己紹介と自分の好きな野菜と好きな理由を発表してもらいました。子どもたちはみんな、堂々と発表できていました。

②野菜ソムリエスムージー販売

コミュニティの運営資金獲得のために「グリーンスムージー」と「オレンジスムージー」を販売。以前、別イベントのために集まってレシピ開発したスムージーの中から、色違いで映える2種を選びました。飲み物販売のブースは私たちだけでしたので、売れ行きは好調。お客様にも「おいしい」と喜んでいただけました。

③キッズのブースでは野菜折り紙コーナーと野菜スタンプコーナー

「野菜折り紙」と「野菜スタンプ」は、誰かが常時ついていなくてもできるので開催しました。野菜折り紙は、本や見本を添え、折り紙で様々な野菜の折り方をご指導しました。スイカやトウモロコシなど、子どもたちが「これ折ってみたい!」というものを親子で折ったりもしてもらいました。野菜スタンプは、レンコンやオクラなどの加食部分でないところの断面をスタンプとして使い、白い紙に押していただきました。

野菜ソムリエブースを通して、多くの方に野菜の様々な魅力(つかい方やレシピなど)を発見していただくことができました。野菜ソムリエコミュニティ広島のよい宣伝にもなったと思います。新たな出会い(人も野菜も)広がりました。普段お付き合いのないトップ農家の(広島の農を牽引しておられる)方々との交流も得られました。新たな圃場見学先などのご縁もできて、活動の幅の広がりを感じました。

現在はコロナ自粛のためコミュニティの活動は休止中ですが、旅行会社さんとの「野菜ソムリエと作るスムージ―体験と庄原野菜寿司フレンチ」のコラボ企画が動き次第、活動を再開する予定です。この企画でも野菜果物の魅力をひとりでも多くの皆様にお伝えしていければと願っています。

今後は、まずは県内の野菜ソムリエさんにひとりでも多くコミュニティ広島に入会していただいて、勉強会やお互いの得意分野で講座をしあったりして、それぞれの活動範囲を広げ、「野菜果物が好き!」という原点に戻って楽しむ時間も持ってもらえたらと思っています。